12月に入り、木枯らしが身にしみる季節となりました。
1年間の臨床実習を終え、3年生は国家試験に向けて更に熱心に取り組んでいます。
そんな3年生対象の特別講義
”「看取る歯科医療」に求められる歯科衛生士の役割”が行われました。
講師は、摂食機能療法の方面でも活躍されている、寺本内科・歯科クリニック 歯科院長 寺本浩平先生です。
近年、高齢化が進み日本人の平均寿命が延びている中、健康寿命をいかに延ばせるかが重要と言われています。
講義では、歯科(口腔)のプロとして、看護師とは違った目線で患者様の健康状態を看ることが大事だと教えていただきました。
口腔内の機能状況を看て病気の予防・悪化を防ぐだけではなく、口腔の機能から全身の機能までを読むことで、新たな改善の余地を見つけることができる。患者様を健康へつなげられることを実際の臨床経験を交えつつ、歯科衛生士の役割の重要性を講義してくださいました。
先生は学生たちに積極的に質問を投げかけ、学生たちは学んだ歯科衛生士の知識を持って先生に答えていました。
また、今年度も学生の代表が被検者になり、内視鏡の実演もしていただきました。
実際に内視鏡に見て触ることで、座学だけでは学ぶことが出来ない学びがあったようです。
今回の特別講義で高齢者への歯科衛生士の役割の大きさ、そして、患者様に対して誠心誠意向き合うことの大切さも学生達は学ぶことができました。
あと国家試験まであと4ヶ月をきり、歯科衛生士として活躍する自分の姿を思い浮かべ、1つ1つの知識を吸収して成長していく姿を見ることができました。